ホーム > 歯のブログ:むし歯予防 > 自宅でもすぐ出来る!口臭予防に効果のある飲み物はコレ!
2023/09/20
口臭の原因は大きく分けると、起床時や空腹時に起こる「生理的口臭」、病気が関連している「病的口臭」、口臭がしているのではないかと不安に感じる「心理的口臭」の3つに分けることができます。
お茶の中でも特に緑茶には「カテキン」が多く含まれており、カテキンには抗菌作用があると言われており、口臭予防に効果が期待されます。ウーロン茶、紅茶にもカテキンが多く含まれていますので、水分補給の際にお茶を選ぶのも一つの方法です。
ただし、飲みすぎることで、他の成分の摂取も多くなるため、カフェインやタンニンなどの過剰摂取にも注意が必要です。
お水を飲む、または、お水でうがいをしてお口の中の汚れを洗い流すことで、口臭の予防にもつながります。歯みがきをしなかったり、うまく歯ブラシが当たらなかったりして、お口の中の汚れが残っており、細菌が繁殖することで口臭の原因になることがあります。少しでも口臭の原因をなくすために、食事中にお水を飲む、食後にうがいをしてお口の中の汚れを洗い流すことを実践するのも予防法の一つです。
牛乳に含まれるタンパク質が、ニオイの原因となる「アリシン」と結合し、体内で吸収されにくくなることで口臭の抑制が期待できるといわれています。これは「アリシン」を含む食材に限定されるため、ニンニク、ニラ、タマネギなどの食材を食べた後に口臭が気になる場合に、口臭の軽減が期待できるものです。一方で、牛乳の飲み過ぎで口臭の原因になることもあるといわれています。乳製品に含まれる硫黄を豊富に含むタンパク質はニオイの原因になることもいわれています。牛乳を飲んだ後、歯みがきができない状態が続いたり、水分摂取ができない状態が続くと、お口の中で牛乳の成分が舌の表面に付着した状態になり、口臭の原因になることもいわれています。
口臭が気になる場合は、飲み物にも少し気をつけるだけでも口臭の予防になることもあります。
普段から口臭の原因となるような飲み物を好んで飲んでいる場合は、飲み物をかえてみてはいかがでしょうか。
コーヒーのにおいの原因としてあげられているのは、「カフェイン」です。カフェインには利尿作用があり、多くの水分を尿として排出するため、その分、お口の中の唾液に回ってくる水分が少なくなり、お口の中が乾燥して口臭につながると考えられています。
また、カフェインは交感神経を刺激することから、ネバネバ唾液が多くなり、においの原因になると考えられています。
アルコール類は酸性のものが多く、お口の中の細菌が活性しやすい環境を作ります。また、アルコールは体内で吸収、分解されるときに、においの原因となる物質に分解されるため、息や汗などににおい物質が出ることが知られています。
特に、食事をしないで、お酒だけを飲むようなときはお酒の量も増え、アルコール分解に時間がかかることで、口臭も長く解消されないということにつながりかねません。定量を飲み、寝る前にはきちんと歯みがきをする習慣をつけましょう。
砂糖を取り入れるとお口の中で細菌が活性化し、口臭の原因となるプラークを作りやすい環境になります。
ジュース、炭酸飲料、スポーツ飲料水などは大量の砂糖が含まれているので、口臭が気になる方は飲み物を見直してみましょう。
飲み物による口臭対策はあくまでも一時しのぎなものです。
口臭には大きく分けて3つの口臭があります。口臭がきっかけで大きな病気に気付くこともあるため、きちんと診断をしてもらい根本的な改善をすることが最も大切です。