患者さんより・・・
「うちの子、いつまでも口の中に食べ物を入れてるんです。」
「食べ物を飲み込まないで、かんで出すんです。」
保育関係者から・・・
「固い物がかめず、飴のように口に入れている子。固そうだと食べない子が最近多いんですよね。」
「食事中に水を飲まないと、ごっくん（飲み込む）出来ない子がいるんです、どうしてなんでしょうか？」

・食べ物と一緒に、汁物、水を口にする。（流し込む）
・２歳になるが、食べ物を口に溜めたままなかなか飲み込まない。
・よく食べ物を、口からこぼして食べている。
・やわらかい食事が多い、好む。
・かむ回数が少なく、流し込むように食べる。

・成長にあった食事をしていましたか？
・別に作るのが面倒で、大人と同じ物をあげていませんでしたか？

・離乳食の開始が遅かった
・離乳食の進め方が適切でなかった
・食生活のリズムが乱れてお腹が空き過ぎ、または空いていない事が多い
・食事の工夫がたりない
・いろんな食材を食べる経験や、大人と一緒に食事をする経験が不足している

・少しずつ慣らすことにより、飲み込む・かむ運動機能が発達（柔⇨固）
・段階を踏まないと・・・固い物がかめない！飲み込めない！やわらかい物ばかり好む！
※かめないとむし歯や歯並びにも影響してきます。

１：形あるものを前歯で噛みとらせる→かじりとる感覚
２：自分の一口量を覚える
３：口を閉じて噛む
４：汁物で食べ物を流し込まない→流し込む癖をつけない
５：食事を急がせない→口にほおばる癖をつけない
６：口の中のものを飲み込んでから、次のものを口に入れる
７：少量ずつ口に入れて、よく噛む
８：大人が噛んでいる姿を見せる→お手本となる
９：自然と噛む回数が増えるように皮（りんご、ニンジン）はむかない

むし歯や、※嚥下（えんげ）障害が原因で噛めないこともあります。
※食べ物をお口から飲み込んで、胃へ送り込む事歯科医院に相談するのも解決策のひとつです。